いじめの経験で自尊心が低い…心を回復させる3ステップとは?臨床心理士が解説

2020.09.02公開 2020.09.04更新

いじめの経験から低くなってしまった自尊心を回復させることは難しいのではないか…

 

自分を否定されたり拒絶された経験から、自分のダメな所ばかりが目に付いてネガティブな考えが頭の中でグルグルしてしまっているかもしれません。

 

そこで今回は、いじめのおつらい経験を経て低くなってしまった自尊心を回復させていくための方法について、臨床心理士に解説してもらいました。

 

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いじめが自尊心を低くさせる要因

いじめ被害は自尊心を低くする要因になりやすいと言われています。

 

その理由は、このようなものだと考えられます。

・自分を否定されたり拒絶された経験として残るから

・自分は仲間に大切にされない存在だと思ってしまうから

・自分が悪かったからいじめられたのだと自分を責めてしまうから

人は社会的な動物であり、誰かに受け入れられたい欲求を持っています。

 

ですから、仲間から拒絶されいじめられる経験は、とても大きな苦痛を伴います。

 

また、その経験を思い出すだけでも辛く、さらに自分自身を責め、自尊心を低下させてしまうこともあります。

 

そこで、いじめによって低くなってしまった自尊心を回復する3ステップについてお話します。

【ステップ1】自分をいたわる準備をする

【ステップ2】自分の良い所を知って認める

【ステップ3】いじめの経験について振り返ってみる

では順番にみていきましょう。

 

【1】自分をいたわる準備をする

まずは、いじめという壮絶な体験を生き抜いてきた自分をいたわる準備をしましょう。

 

きっと辛いことがたくさんあっただろうと思います。

 

その辛さに押しつぶされずに今も生きることができていることは素晴らしいです。

 

それはあなたが辛い時期を生き抜いてきた証に他なりません。

“自分はいじめに遭うようなダメな子だった”

 

ではなく、

 

“自分の力でいじめを生き抜くことができた”

のです。

 

確かにいじめが無いほうが良かったには違いありません。

 

ですが、そのような逆境をあなたが生き抜いてきたことは確かな事実です。

 

もしかしたらこれまでは、いじめにあったご自分のことを責めてきたかもしれません。

 

ですがこれからは”今生きることができている事実”に注目して、過去の自分をいたわってあげてほしいです。

 

過去の自分が生きていてくれたから、今の自分も生きていられるのです。

 

少しずつで構いませんから、自分に優しくしてあげてみませんか。

 

自分のことを大切にできる一番の存在は自分自身です。

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山崎日菜乃

臨床心理士/公認心理師

心理系大学院在学中よりカウンセリング、フリースクールや児童養護施設の訪問、心理検査業務などを経験。夢だった中学教諭としての就職が決まるもうつ病を発症し断念。大学院修了後、うつ病治療に取り組みつつ臨床心理士と公認心理師の資格を取得。うつ病経験者の心理士としてお役に立てることを模索中

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2020年9月2日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。

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