【HSPで仕事がつらい】すぐできる3つの工夫・人に頼る際の心得を臨床心理士が解説
職場で頼るための3つの心得
まずは「頼る」「相談する」という発想を持つ
これまで自分でなんとかしようと頑張ってきた人の中では、一人で何とかしようとすることが当たり前になっていて、「頼る」「誰かに相談する」という発想がそもそも浮かばないのかもしれません。
一人で頑張り続けることには限界があります。
仕事がつらく、続かないと感じた時には一人で抱え込まず、「人に頼る」という選択肢を持っておきましょう。
相手の状況を推測せず、言葉で確かめる
「今、話しかけても大丈夫かな」「迷惑なんじゃないかな」と相手に気遣うことはHSPの人の長所でもあるのですが、あくまでその考えは「こちらの勝手な想像」でしかありません。
本当の相手の状況は相手自身にしかわからないのです。
あれこれと想像をするよりも、「〇〇をお願いしたいんだけど、どうかな?」と聞いてしまった方が確実で早く、ご自身の心理的な疲労も軽減することができます。
「無理そうだったら言ってね」
と一言付け加えることがポイントで、引き受けるかどうかの決定権は相手に委ねましょう。
相手が引き受けてくれたら、信じて任せる
晴れて「いいよ」と相手が引き受けてくれた時でも、「気を遣わせちゃったかな」「本当は嫌だったのでは」などマイナスなことを考えていないでしょうか。
相手のことを心配し過ぎたり、疑うことは、相手のことを信頼していない行為にも繋がります。
相手が引き受けてくれた場合は、素直にその思いを受け取りお願いしましょう。
さいごに
今回は、繊細さや感受性が強いといったHSPと呼ばれる気質を持つ人が、「仕事がつらい」と感じたときに手軽にできる工夫や人に頼るための心得について、ご紹介いたしました。
仕事のストレスに大きく影響する、職場での人間関係を少しでも楽にするためのTIPSとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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【参考・引用文献リスト】
〇岡田尊司(2017):過敏で傷つきやすい人たち HSPの真実と克服への道 幻冬舎新書
〇武田友紀(2018):「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本 飛鳥新社
〇高田明和(2017):脳科学医が教える 他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法 幻冬舎
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- 本記事は2020年9月12日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。