自分が嫌い…気持ち悪い…と感じる心理・3つの克服法を臨床心理士が解説

2019.03.14公開 2019.05.16更新

「自分の顔が嫌い…」「自分の性格にうんざりする…」

 

だれでも自分のなかに嫌いな部分ってありますよね。

 

なかには嫌悪感が強すぎて、自分を気持ち悪いと感じてしまう人もいるかもしれません。

 

本当は自分のことを好きでいたいけど、どうしても好きになれない…。

 

そんな心理とその克服法について、考えていきたいと思います。

 

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自分が嫌い、気持ち悪いと感じる心理とは?

自分を嫌いになる背景のひとつは「周りの評価」です。

 

誰かから容姿について、ひどいことを言われ傷ついた…

自分の性格や能力について、けなされたり責められたりした…

 

そんな経験が重なると、自信をなくしたり、自己嫌悪に陥ってしまいがちです。

 

もうひとつ、自分のこだわりが自分を苦しめているというメカニズムもあります。

 

つまり、

自分の嫌いなところ=実は自分が重視している部分、こだわりを持っている部分

でもあるということです。

 

たとえば、自分の顔が気になるのは、容姿に対する美意識が高いから。

 

人とうまく話せない自分にうんざりしているなら、あなたは人を評価する上で、コミュニケーション力をとても重視しているということかもしれません。

 

「これは重要だ」と考えているからこそ、完璧でありたいと思うもの。

 

そのため、欠点や傷を許せなくなり、「こんな自分は嫌いだ」「気持ち悪い」と強く感じてしまうのです。

 

このような心のはたらきは、自分を高めたり、スキルを磨くための原動力となります。

 

ただ、その力が自分を責める方向に向かってしまうと、自信をうばい、自分で自分を苦しめることにもつながってしまいます。

 

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倉本梓

臨床心理士

心理系大学院修士課程を修了後、臨床心理士資格を取得。医療機関、教育機関でカウンセリングを担当するほか、スクールカウンセラーとしても活動。子育て、家庭問題、対人問題をはじめ、「自分らしい生き方」のためのメンタルヘルス向上を目指した支援を行なっている。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年3月14日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。