自立支援医療制度とは?条件・メリット・デメリットを精神保健福祉士が解説

2018.05.09公開 2019.05.23更新

みなさんは病院にかかったとき、毎回どのくらいのお金を支払っていますか?

 

皮膚科や内科など、日常的にかかる病院では「数百円」ということも珍しくありません。

 

では、うつや不安、不眠などの症状で精神科を受診したとき、どのくらいの費用がかかるかご存じでしょうか?

 

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自立支援医療制度とは?

精神科の診療には、精神科専門療法の診療点数がかかります。

 

一回の受診でだいたい1,400〜1,500円程度の受診料がかかるのが一般的です。

 

これは歯科などで「ちょっと高いかな」と感じる金額と同じくらいだと思います。

 

これに加えて、精神科の処方薬はうつなどの新薬も値段が高めで、漢方や睡眠薬もあわせて、4週間分で5,000円程度かかることもまれではありません。

 

この割高に思える診療報酬を助けてくれるのが、自立支援医療制度です。

 

自立支援医療制度では病院の受診料だけではなく、処方された薬も助成の対象になります。

 

必要な薬を適切に使うことができるので、安心して治療を続けることができるでしょう。

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菊池恵未

精神保健福祉士

精神保健福祉士として、都内NPOにて精神障害者の支援を行う。就労支援担当として面接同行や就職後の業務メニュー作成などをしてきた。障害年金や生活保護受給の相談にものっている。JCTA日本臨床化粧療法士協会認定のもと臨床化粧アドバイザーとしてメイクアッププログラムを実施。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年5月9日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。