嫉妬の理由・羨望との違い・嫉妬しない3つの方法を精神保健福祉士が解説

2019.04.19公開 2019.05.16更新

今まで生きてきて、一度も嫉妬したことがないという人は珍しいですよね。

 

嫉妬というのはとても厄介な感情です。

 

嫉妬するのも、されるのも、どちらも苦しいものですよね。

 

ではどうすれば、嫉妬の苦しい感情から解放されるのでしょうか?

 

今回は、嫉妬する理由や心理、嫉妬しないための方法・コツについて考えていきたいと思います。

 

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嫉妬とは?羨望との違いは?

嫉妬とは?

嫉妬とは、自分が欲しいものを持っている人に抱く、

「羨ましい、妬ましい、憎い、悔しい…」

といったドロドロとしたマイナスの感情のことです。

 

羨望とは?

一方、「自分が欲しいものを持っている人」に抱く感情には「羨望」もあります。

 

羨望の場合は、

「あこがれ、大好き、あんな風になりたい、私もがんばって近づきたい…」

というキラキラとしたプラスの感情です。

 

 

嫉妬と羨望で異なる心理

では、なぜ自分が欲しいものを持っている人に対して、「嫉妬」と「羨望」の感情を抱くことがあるのでしょうか?

 

嫉妬は、自分と似たような立場、境遇、共通点の多い人に抱きやすい感情だといわれています。

「自分とよく似ている人が、自分には手に入れることができない、自分の欲しいものを持っている…。」

「それを欲しかったのは私なのに、どうして、あの人が持っていて私は持っていないの!?」

と、相手と自分をどこかで同一視しているからこそ、欲しいものを手に入れている相手が妬ましくて憎いと感じるようです。

 

また、手に入れられない自分が、惨めで悔しいという感情も沸き起こってしまうようです。

 

一方、羨望は、

・自分とはかけ離れた別世界の人

・生きる世界が違う、現実の自分と切り離して考えられる存在

のような人に抱くことが多いようです。

 

手の届かない人、ずっと遠いところにいる人だから、あこがれる…のですね。

 

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桜衣真里

精神保健福祉士

大学院修士課程修了後、専門学校、短大講師等を経て、公的機関の相談員として勤務。精神保健福祉士、保育士のダブルライセンスで、家庭問題、子どもの発達、保育・教育・療育関連の仕事に従事。東京都出身。二児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年4月19日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。