部下をうつ病にするクラッシャー上司の5つの特徴と7つの言葉とは?
皆さんは「クラッシャー上司」という言葉を聞いたことがありますか。
精神科医の牛島定信氏と松崎一葉氏が名付けた「クラッシャー上司」という言葉には、
「部下を潰しながら(クラッシュしながら)出世してきた人」
という意味が込められているようです。
仕事ができ、長時間労働も厭わず、愛社精神に溢れるクラッシャー上司は、昭和時代のデキる管理職像であり、上司の典型的モデルだったのかもしれません。
しかし平成も終わり、令和になろうとしている今、クラッシャー上司は部下を追い詰め、うつ病の原因になるという問題を引き起こしているようです。
もしあなたが彼らの部下だったとしたら、プレッシャーとストレスで、心がボロボロになってしまいますよね。
万が一、あなたがクラッシャー上司の部下になってしまったら…。
潰される前に、クラッシャー上司にはどんな特徴があるのかを知り、自分なりの対策を立てておきましょう。
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クラッシャー上司の5つの特徴
最初に松崎一葉著 『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』より、クラッシャー上司の特徴について記しておきます。
「自分は善である」という確信があり、他人への共感性は決定的に欠如している。精神的に未熟な「デキるやつ」なのだ。
(松崎一葉著 『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』)
それではこの前提を踏まえて、私たちの周りにいるクラッシャー上司には、どんな特徴があるのか、まとめてみました。
1.エネルギーに溢れている
クラッシャー上司は、残業を厭わず、行動力にあふれています。
エネルギッシュでタフな人物が多いようです。
底なしの体力と精神力を武器に、周りを潰していくエネルギーでみなぎっています。
2.成績優秀で、社内で評価されている
仕事で実績を残し、数字を出してきたクラッシャー上司はいわゆる「仕事ができる人」です。
彼らは、自分の論理が一番正しいと信じて疑いません。
順調に社内で出世し、持ち前の実績と論理を盾に、次々と部下を潰していきます。
3.人格は未成熟でプライドが高い
実績と評価に裏打ちされたクラッシャー上司のプライドは高い反面、精神的には未成熟なようです。
部下に対する共感力がなく、相手の気持ちを汲み取ることはありません。
そしてプライドが高いため自分の非を認めず、仕事の失敗は部下のせいにします。
4.部下を執拗に叱責する
仕事で部下の成果が思わしくなく、自分の思い描いた結果が得られないと、執拗に部下を叱責します。
過去の実績を武器に部下を論破し、理不尽な理由で責め立てます。
反論の余地を与えず、部下は逃げ場を失っていき、精神的なダメージが重なっていきます。
5.褒めない
部下が良い仕事をして、目標を達成してもクラッシャー上司は褒めてくれません。
部下の頑張りや成果を認めず、だんだん部下のモチベーションと精神力を奪っていきます。
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- 本記事は2019年4月16日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。