婚活がうまくいかない…5つの理由とうまくいく人の特徴を臨床心理士が解説
昨今は「婚活疲れ」の方がかなり増えています。残念ながら、疲弊している方からの相談が絶ちません。
「仕事をしながら良い人を探すのが大変」
「アプリに登録したらたくさんの人と連絡をとることになり、忙しすぎる」
「婚活を続けるモチベーションが続かない」
「色んな人に会いすぎて、そもそも自分に向いているタイプがわからなくなってきた」
「SNSで流れてくる友達の結婚報告がつらい」
「結婚したい」という気持ちがあるだけなのに、どうしてこんなに悩まないといけないのでしょうか?
どうしてあの人は結婚できるのに、自分にはできないのでしょうか?
実は婚活がうまくいく人に共通する心理学的特徴があるのです。
うまくいかない人も、すぐに実践できることばかりですので、ぜひ試していただきたいと思います。
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婚活がうまくいなかい5つの理由
まずは、婚活がうまくいかない“原因”を考えてみましょう。
人間は本能的に、耳が痛いことを避けてしまいますが、ここはみなさんぐっとこらえて!読んでみてくださいね。
婚活が好転するヒントが必ずあるはずです!
①継続力がない
そもそも、「出会い」と「関係性の継続」がなければ婚活はうまくいきません。
もちろん、「昔ながらのお見合いをします。出会った相手と仲人を通してすぐに結婚話をします!」と言うなら話は別です。
でもそういった方はきっと少ないですよね。つまり、一般的な婚活には、
・自分で相手を探す(婚活媒体を選ぶ)
・相手と会話やメール、デートを積み重ねて親密度を高める
・お付き合いをする
・結婚に対する気持ちを確かめ、お互いの家族を交えた話し合いをする
というように、たくさんの工程が待ち構えています。
簡単に羅列しましたが、それぞれとても時間がかかります。
そもそも、「結婚したいと思える人に出会う」というだけで、多額の金額・時間・肉体的精神的疲労を消耗します。
婚活費用は月2万7千円というデータもあります(ぐるなびウエディング 最新婚活事情調査)。
1年で32万4千円は大きな出費ですよね。
こういったマイナス面がある上、良い人と出会えないというマイナス状態が続いたらどうなるでしょうか?
当然婚活に疲れて、やめてしまいます。でもやめてしまえばそこで試合は終了。
素敵な出会いがやってくる運を待つだけで、気づけば何年も時間が経ってしまうこともしばしば…。
②相手に否定的
婚活のご相談をしていてよく聞くのが、
「あの人は話が合わない」
「LINEが遅くてイライラする」
といった相手に対する否定的なご意見。
こういった考えもよく分かるのですが、このマインドに支配されている方は確実に異性の前で「評論家顔」になっています。
つまり、婚活パーティーやデートのときに「しかめっ面で批判的な顔」をしている可能性が大なのです。
もし相手の方が「評論家顔」だったら、どう思うでしょうか?
「自分のことをチェックしていて、嫌な人!」と映っているかもしれません。
③恋愛の理想が高い
恋愛の理想が高い場合、現実の恋愛が進展しにくい、ということが心理学でわかっています。
「結婚するなら、お金持ちで素敵な車で迎えに来てくれて、高級なレストランに連れて行ってくれる人じゃないとダメ」
「手料理が上手で、毎食5品はないとダメ。品のあるメイクとファッションは当然、ジャージで過ごすなんてもってのほか」
というような「王子様願望」「淑女願望」が高すぎると失敗します。
なぜなら、「理想と現実のギャップに打ち砕かれることを回避し、交際が進展することを避けようとする」からです。
現実にはそんな相手はなかなかいないですよね。
そして、そういった現実を受け目のあたりにすることは精神的にショックを受けることになります。ある意味、一種の挫折なわけです。
こういった心の傷を回避する、つまり現実の恋愛を進展させないようにしてしまい、なかなか婚活が進まない原因の1つとなります。
④感謝の気持ちがない
結婚相談所などに登録すると多額の費用がかかります。
人間はお金を払っていると、相応のサービスを受けることが当然という心理になります。
そして恐ろしいことに、
「紹介してもらった相手の方=自分にサービスすることが当然」
という錯覚を起こしてしまうケースもあります。
結婚相談所だけではありません。
相手に対する感謝は良好な人間関係を構築する必須項目です。
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⑤自分自身がわからない
ご自身の将来の夢・絶対に譲れないこと・クセ・苦手なことを理解していますか?
これを世間では「価値観」と呼びます。価値観を理解していないと、「異性に求めること」も理解できません。
実はこれは婚活がうまくいかない最大の原因。
なぜなら、どれだけたくさんの方に出会っても「異性に求めるのはこれだ!」という根拠がないから「決められない」のです。
本を買いに行く、映画を見に行く、レストランに行く、これらの行動には「根拠」があります。
話題の本が読みたい、映画館でスリルを味わいたい、美味しいイタリアンが食べたい“から”行くのです。
異性を選ぶためにも「根拠」が必要です。
「根拠」を知るためには自分の「価値観」を知る必要があります。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年2月14日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。