うつで仕事探し…向いている仕事やおすすめの職種とは?精神保健福祉士が解説
仕事探し、おすすめ職種3選
ここまでの内容を踏まえて、職種の例をお伝えします。
それ以外の職種がすすめられないということではありませんので、ご参考まで。
清掃業務
清掃のいいところは、マニュアルが決まっているところが多い点です。
業務内容も清掃の範囲、使用道具、清掃後の例など誰が見てもわかりやすいため取り組みやすい職種といえます。
事務
事務は勤務時間の変動が少ない職種です。
休みも決まった日にとれることが多く、生活リズムが乱れにくいです。通院の予定も組みやすいでしょう。
軽作業
倉庫や工場などの軽作業業務も取り組みやすい仕事のひとつです。
短期での募集が多く、比較的気軽に応募できることが魅力です。やることがわかりやすいため、休んでしまったときもフォローしやすいところも利点です。
仕事探しをする上での注意点
就職活動の予定期間を長めに考える
実際に、仕事に就く前に仕事探しの期間があるかと思います。
働く意欲が高ければ高いほど、すぐに仕事が決まらないと焦ってしまうものです。
しかし、就職活動は予想よりも体力を消耗します。休息を挟みながら、ゆっくりと仕事探しをしましょう。
主治医の許可を得る
仕事探しを開始する前に、必ず主治医に相談しましょう。
自分ではもう大丈夫と感じていても、主治医から見て働くには課題が残っている場合があります。
もし仕事を探すことに対してストップをかけられたら、理由をよく確認して、仕事をできるくらい回復しているのか考えてみましょう。
仕事が決まったあとも注意
いざ、仕事が決まっても「やっぱりだめだ」と思うことはたくさんあります。
特に初出勤の前は憂鬱な気分になったり心配で眠れなくなったりします。
初出勤を乗り越えられないほどの壁だと感じたら、働くことを考え直してもいいと思います。
うつの治療・体調が優先です。
さいごに
個人的な適性と、疾患を抱えてできることは少し異なるかもしれません。
長く続けられそうな仕事をしながら、いつかやりたい仕事について考え続けることもいいと思います。
働き始めることをきっかけに「できること」から「やりたいこと」へ手を伸ばしていけるといいですね。
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- 本記事は2018年7月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。