うつ病と看護師転職…3つのポイントと職場選びで大切なこととは?【小松亜矢子さん】

2018.07.31公開 2019.05.16更新

うつ病の看護師転職、職場選び5つのポイント

私がうつ病になってから再就職するとき、職場選びをする上でいくつかの条件を設定しました。

・夜勤がないこと

・最寄駅から30分以内で行けること、乗り換えがないこと

・できるだけ仕事内容がルーティンワークに近いものであること

・やりたいことより、やれることを優先する

・金銭面は求めすぎない

これらは、その条件の一部です。

 

できるだけ負担を軽くして、働きやすい職場を選ぶことを考えました。

 

まずは、自分のやりたいことを考えるよりも、働き続けられる自信をつけたかったのです。

 

この条件を概ね満たす場所として、私は透析クリニックを選びました。

 

透析看護が楽なわけでは決してないですが、外来透析は、病棟と比べて毎日の業務が予測できるので、働くイメージを持ちやすかったのです。

 

準夜勤はあったものの、その日のうちに終わって帰宅できるのも良い条件でした。

 

結果、そのクリニックで数年働くことができ、今に至っています。

 

自分のできることは何かを考えること、どんな環境だったら働きやすいかを考えた上で就職したことが、良い結果につながったのではないかと思っています。

 

 

うつ病になっても、看護師のキャリアは終わりじゃない

うつ病になってすぐは、「人生終わった」と考えていたこともあります。

 

しかし、当然ながら人生は続きますし、諦めなければ看護師のキャリアも続けられます。

 

まずは心身を回復させることを優先させて、それから新たな道を考えてみてはいかがでしょうか。

 

>>【看護師とうつ病】休職・復職・転職・新人看護師の悩み【体験談まとめ】

 

 

小松亜矢子さんの連載一覧

【Part  1】看護師のうつ病割合は多い?4つのうつ病リスクを紹介

【Part  2】看護師でうつ病から復職する際に注意したい3つのこととは?

【Part  3】新人看護師は悩みにどう対処する?悩み解消のための3つの実践例

【Part  4】新人看護師がうつ病にならないために!3つのポイントをご紹介

【Part  5】看護師のうつ病は夜勤が原因?夜勤の健康リスクと対処法をご紹介

【Part  6】看護師がうつ病で休職…休職の手続きや休職中の過ごし方とは?

【Part  7】うつ病と看護師転職…3つのポイントと職場選びで大切なこととは?

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小松亜矢子

元看護師のフリーライター

1984年生まれ、自衛隊中央病院高等看護学院卒。福岡県出身、現在は神奈川県横須賀市在住。22歳でうつ病を発症し、寛解と再発を繰り返し今に至る。自分自身のうつ病がきっかけで夫もうつになり最終的に離婚。夫婦でうつになるということ、うつ病という病気の現実についてもっと知ってほしいと思い、ブログやウェブメディアを中心に情報発信中。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年7月31日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。