うつの転職、クローズで大丈夫?メリットやリスクは?精神保健福祉士が解説

2018.11.19公開 2024.07.03更新

 

就職後、安定して働くためのポイント

それでもクローズで就職し、安定して働きたいという人のためにポイントをまとめてみました。

・医師や家族等、周囲の協力を得る

・自分の症状について理解する

・困ったときの対応策を考える、知る

医師や家族等、周囲の協力を得る

やはり、あなた一人で抱え込むのは負担が大きいです。

 

主治医や家族、友人等に相談することであなたへの負担を減らしましょう。

 

具体的な解決策を聞くのも一つの手です。

 

自分の症状について理解する

何が原因で症状が出るのか自分自身で把握しておくことが大切です。

 

自分の病気を把握しておくことで、症状に繋がる原因を避けることができます。

 

困ったときの対応策を考える、知る

困ったことが起きた時、どう対策するのか考えておきましょう。

 

例えば、

うつ病の症状が出て仕事を休みたいとき、誰に何を伝えるのか考えておく
会社の人に、体調不良のときはどうすれば良いかあらかじめ聞いておく

など、実際に問題に直面したときに自分で解決できるようにしておきましょう。

 

つまり、「どうすればいいかわからない」の状況を作らないようにすることが大切です。

 

 

さいごに

ここまで、うつ病のクローズ就労についてお話してきました。

 

リスクがあってもクローズ就労を選ぶ方はいると思います。

 

何か問題があったら、一人で抱え込まずに周囲の人に相談しましょう

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中川里沙

精神保健福祉士 訪問型職場適応援助者 認定心理士

心理学の大学を卒業後、精神保健福祉士養成の専門学校に通い、精神保健福祉士を取得。障害者就労継続支援B型事業所の支援員として障害者の就労支援に関わる。その後、NPO法人の訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)として精神障害者を中心に就労支援を行う。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年11月19日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。