パニック発作の前兆、7つの症状、再発防止策って?看護師&心理相談員が解説

2016.07.07公開 2019.05.16更新

パニック発作の7つの症状とは?

パニック発作の症状は、急激に強くなり、治まるときも急速に治まり、検査をしても体に異常は見つかりません。

 

しかし、本人は「このまま死んでしまうのではないか」と思うほど、つらくて強い自覚症状を感じています。

 

例えば、

○急に冷汗が出る

○体が震え、手足がしびれる

○激しい動悸、脈拍が早くなる

○胸が苦しい、胸が痛い

○呼吸困難感、窒息しそうな感じ

○自分が自分ない感じがする

○そのまま、自分がどうにかなってしまうのではないか

などの心と体の症状が起こり、さらに症状が強くなると過呼吸を起こし、意識を失うこともあります。

 

体に異常がないため、発作を見慣れた周囲の人は、「また発作だ」と感じてしまいますが、本人にとっては死ぬほどつらい身体症状と不安の中にいるのです。

 

 

パニック発作の再発を防ぐには?

初めてパニック発作を起こしたときは、これといった前兆がないことが多いようです。

 

しかし、パニック発作を起こした場所を訪れるだけで、パニック発作を起こした苦しさを思い出し、心の緊張が高まり、パニック発作を起こしやすくなります。

 

そのため、

○メンタルクリニックを受診し、適切な治療を受ける

○不眠を避け、体調を整える

○不安を感じる場所や乗り物に無理をしていかない

○出がけるときは、一人になることを避ける

○自立訓練法を覚え、自分が落ち着く状態を体で覚える

などを通して、「自分は大丈夫」「同じ状態は起こらない」と思えるようになったら、更に行動範囲を広げていきます。

 

 

さいごに

パニック発作は、前兆なく起こることもありますが、必ず収まる発作です。

 

「必ず収まる」と信じて、できることから対処していきましょう。

 

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村松真実

看護師・心理相談員

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2016年7月7日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。