嫉妬深い性格を直す5つのポイントとは?精神保健福祉士が解説
嫉妬深さを直す5つの方法
1.人生は不平等・不公平なものと知る
「人間は平等であるべき」というのが近代日本の建前的な思想であり、私たちは学校でもそのような教育を受けて育ちます。
ある意味、まじめで正義感が強い人ほど、
「人間は平等であるはずなのに、あの人と私、こんなに違う人生なのは、おかしい!ずるい!」
と感じるかも知れません。
しかし、人間は一人一人、DNAも違えば育つ環境も違います。
そして、それらは自分で選ぶことができません。
どんな時代に、誰の子として生まれ、どんな家庭で育つかは運命で決まることで、自分では選べないのです。
同じ家庭で生まれたきょうだいでも、バブル世代と就職超氷河期世代では、生まれた年が数年違うだけなのに、大企業勤務とフリーターと明暗が分かれてしまう場合もあります。
つまり、現実には人生は不平等で不公平なのです。
運命による影響も大きいということです。
それでも、あなたの人生ならではの良いところは必ずあります。あなたの人生を羨ましいと思う人もいます。
「良いところなんて、一つもないよ!」と言わずに探してみてください。
自分の人生の良い点に、あなた自身が気づくことが大切です。
2.他人と比べない、昨日の自分と比べる
他人と比較するのは心のクセ、習慣のようなもので、自覚すれば直すことができます。
他人と比べる習慣はやめることができます。
意識を他者ではなく、内面に向けて、
「昨日の自分」と「今日の自分」を比べ、成長できたか?
を考える練習をしてみましょう。
3.自分にご褒美をあげる
自分の成長を実感でき、自分の生活に満足できるようになってくると、嫉妬をしなくなっていきます。
我慢して、つらい生活に耐えているような状態だと、嫉妬がこみあげてきます。
不満は溜め込まない方がよいのです。
頑張ったあとには、自分にもご褒美をあげるなど、自分自身の生活にメリハリをつけて、自分をいたわり、もてなすようにしましょう。
4.パートナーに頼りすぎない
パートナーとうまくやっていくコツは、お互いに信頼できる相手を選び、お互いの違いや価値観を尊重しあうことです。
相手に依存しきるような関係は、もろく壊れやすいものです。
信頼しあえるパートナーであれば、嫉妬に苦しめられることはありません。
そのようなパートナーを選ぶためには、まず、あなた自身がしっかりと精神的に自立することです。
自分の生活、幸せを相手に依存するのではなく、自分自身でしっかりと構築し、その上で、協力しあえる相手を選びましょう。
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5.カウンセラーに相談する
上にも述べた通り、いつも強すぎる嫉妬に苦しめられている人は、生い立ちに何らかの問題があり、親との愛着がうまく構築できていない場合があります。
心の奥底にさみしさを抱えて生きるのはつらいことです。
一人で解決することはなかなか難しいので、カウンセラーに相談するのもよい方法でしょう。
さいごに
今回は嫉妬深い性格を直すポイントについて考えてみました。
嫉妬は一度取りつかれると、振り払うのが難しい、つらく苦しい感情です。
一人で改善するのが難しいと感じた場合は、ぜひカウンセラーに相談してみてください。お役にたてば幸いです。
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- 本記事は2019年4月23日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。