部下が優秀で怖い…は卒業!部下との信頼関係構築5つのポイントとは?

2019.05.22公開 2019.07.12更新

非の打ち所がない優秀な部下が、上司である自分の元で活躍していたら、最初は自慢の部下として喜ばしく思うことでしょう。

顧客をぐっと惹きつけるプレゼンで商談を成立させ、営業成績は断トツトップ…

 

圧倒的なスピードで情報収集し、抜け漏れのないデータを準備…

 

顧客から信頼され、社内の人望も厚い。その上、腰が低く、好感度が高い…

しかし優秀な部下の存在感が部署内で増してくると、上司としての自分の存在価値がなくなってしまうかもしれないと思うのではないでしょうか。

 

もしかしたら上司であるあなたは「優秀な部下が怖い…」。そんな感覚を持つのかもしれません。

 

そこで今回は、「部下が優秀で怖い」と思うあなたが、部下とWIN-WINになる関係作りについてご紹介していきます。

 

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優秀な部下が怖い3つの心理

私たちは身の危険を感じると「怖い」と感じるものです。

 

上司であるあなたが「優秀な部下が怖い」と感じる心理的状態とは、

自分の身に危険を感じている状態

と捉えることができます。

 

それでは身の危険を感じている状態とはどのような状態なのでしょうか。具体的な3つの心理に分解してみました。

 

①ポジション・ポストが奪われる不安

まず、

自分のポジションやポストが優秀な部下に奪われるのではないか…

上司である自分の居場所がなくなるのではないか…

という不安が挙げられます。

 

自分の存在を脅かす部下を目の前にして、不安な気持ちが大きくなると、部下を排除しようと考えるかもしれません。

 

②ビジネススキル面での劣等感・嫉妬

自分が持っている長所に目を向けることができず、部下と自分を比較して劣等感を抱いている状態も考えれます。

 

自己肯定感が低いため、部下の存在が大きく感じられます。

 

そして劣等感が大きくなるとやがて嫉妬心に変わっていくでしょう。

 

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③上司は部下よりも優れているべきという固定観念

上司は部下よりも、全てにおいて優れていなければならないと考えていませんか。

 

もしあなたがそのような考え方を持っているとしたら、部下が自分よりも優秀だと感じる場合、とても苦しくなります。

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鈴木祐美子

産業カウンセラー

産業カウンセラー、CDA、国家資格キャリアコンサルタント。セブン-イレブン・ジャパンにて営業、人事を経験後、リクルートキャリアにてキャリアアドバイザー、独立行政法人雇用・能力開発機構にてキャリア形成支援を行う。専業主婦を経て、現在は人材関連企業にて幹部人材のスカウトを行う。二児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年5月22日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。