部下が優秀で怖い…は卒業!部下との信頼関係構築5つのポイントとは?
優秀な部下と良い関係を作る5つのポイント
「優秀な部下が怖い」と感じる3つの心理についてお話ししましたが、あなたはそのような心理が眠っていることに薄々気づいていたかもしれません。
しかし、これら3つのネガティブな心理は、発想を転換することで全く違う捉え方ができます。
部下は上司であるあなたを脅かす存在ではなく、むしろ助けてくれる存在です。
優秀な部下と良い関係を作ることは、あなたにとっても多くのメリットをもたらすのです。
それでは、優秀な部下と良い関係を作るための5つのポイントについて考えてみます。
①上司と部下の役割は違う
そもそも、部下の役割と上司である自分の役割は違う場合が多いと思います。
経営に近いポジションになれば、より会社の利益を考えなければならないはずです。
上司としてあなたが担うべき任務や、戦うべき土俵は部下とは違うところにあるのではないでしょうか。
そのため、仮に部下が優秀であったとしても、上司であるあなたとの単純な比較はあまり意味をなさないことも考えられます。
②個人ではなくチームとして考える
チームのみんなが気持ちよく働ける環境を作ることは、上司として重要なミッションです。
働く環境が整えば、メンバーは安心して自分の価値を発揮できるのです。
上司一人が頑張るという発想を捨てて、チームで力を発揮できる環境を整えることが重要です。
③上司がスーパースターである必要はない
人には長所もあれば短所もあります。
長所は伸ばし、短所は努力して克服するか、得意な誰かに任せることです。
上司であるあなたがスーパースターである必要はありません。
あなたが既に持っているスキルや長所に目を向けて、価値を発揮することに注力しましょう。
そして、メンバーには長所と短所を補い合ってもらいましょう。
④メンバーの個性や長所を認める
上司である自分一人では、チームの力を最大化するのには限界があります。
部下を支配し管理するのではなく、その考え方から一歩先に進んで、メンバーの個性や長所を活かしてみましょう。
チームとして今まで越えられなかった壁も、乗り越えられるかもしれません。
⑤ミッションはチームの力を最大化すること
上司が部下の優秀さをうまく活かすことができなければ、チームの業績はやがて上がらなくなるでしょう。
上司はプレイヤーではなく(プレイングであっても)マネジャーです。
ミッションはチームの力を最大化することです。
さいごに
「部下が優秀で怖い…」という心理は裏を返せば、
「自分を受け入れるのが怖い」
ということではないでしょうか。
等身大の自分を受け入れることができれば、そこから人を認めて活かすという発想が生まれるはずです。
年齢に関わらず謙虚に学び、等身大の自分を受け入れて努力する上司の姿は、私は素敵だと思います。
力でねじ伏せる、社内政治で封じ込める、管理でがんじがらめにするなどの古いマネジメントスタイルは、もはや受け入れられなくなっています。
あなたは上司として部下と快適な関係を築くことができていますか。
そろそろ「部下が優秀で怖い…」を卒業して、上司も部下もWIN-WIN (”comfortable”)を目指してみませんか。
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- 本記事は2019年5月22日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。