【中学生の反抗期】声かけ・対応例5選!無視はOK?臨床心理士が解説
子供が反抗期を迎えるのは、大事なことだとは理解しつつも、いつもイライラしている息子や、文句ばかり言う娘の相手に疲れてしまうこともあるでしょう。
「昔はあんなに可愛かったのに、一体どうしちゃったの?」
「どうしてこんな乱暴な子になっちゃったの?」
「穏やかな会話はどこに行っちゃったの?」
どんどん変化して行く子どもを前に、「どう関わればいいのか」と悩んでいる親御さんは多いと思います。
今回は、反抗期の子供たちへどんな言葉を掛ければいいのかを具体的に考えてみたいと思います。
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中学生の反抗期、3つの親のつらさ
反抗期の一番の目的は、子供が親から離れて自立することです。
子供が自立しようともがく一方で、同時に親も子離れをしていかなくてはなりません。
その中で、親も様々なつらさを感じることになります。
さみしさと虚無感
最も顕著にあらわれてくるのが、さみしさです。
反抗期は子供の成長を喜びつつも、「ずっと可愛い子供だ」と思っていた幻想が打ち砕かれるということでもあります。
この幻想が打ち砕かれるときに、大きな「さみしさ」を伴います。
子供中心に生きてきた母親の中には、心にぽっかりと大きな穴が開いたような感覚(虚無感)に襲われる方もいます。
子供を信じて待つ不安
子供が今までとは違う言動をすることに対して、親の理解が追いつかず、
「一体どうなっちゃったの?」
「何を考えているの?」
「この先、どうなるの?」
「ずっとこのままだったら、どうしよう?」
という漠然とした不安が出てきます。
見えないところで何してるかも分からない…
何を考えているかも分からない…
と、とても不安ですが、子供を信じて待ち、この不安にじーっと耐えることが、この時期の親の仕事でもあります。
理不尽な子供へのいらだち
また、意味不明なことをしたり、理不尽なことを言ったりする子供へ怒りやいらだちを感じることもあるでしょう。
いくら反抗期だからと言っても、毎日八つ当たりされたり、文句ばかり聞きながら過ごすのは、本当に大変なことです。
怒りやイライラばかりで、精神的に疲れ果ててしまった、というお母さんもたくさんいます。
これらの感情を親が持つことはとても自然なことなので、無理に排除しようとする必要はありません。
中には耐えきれず
「子供のことをなんとかしよう」
「全て把握しておこう」
とする親御さんがいます。
しかしそれは、子供が必死な思いで親に反抗して作り上げた子供の世界に土足で入り込んでいくことになります。
すると、親との精神的な距離が保てなくなり、親離れができない精神状態に陥ってしまうことになるので、気をつけましょう。
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- 本記事は2019年5月23日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。