育児ノイローゼの対策とは?知っておきたい原因と対策を看護師が解説

2016.08.30公開 2016.11.29更新
 
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初めての育児や、子供の夜泣きが強いなど、子育ての不安や負担を感じていませんか?

 

あなたは、「育児を続ける自信がない」「育児が苦痛、子供が可愛いとは思えない」気持ちを抱え、そのことで自己嫌悪に陥っていませんか?

 

あなたのその気持ち、育児ノイローゼの症状かもしれません。子供と二人だけの環境や、周囲からのサポート不足などが原因で、育児ノイローゼになる方が増えています。

 

もし、あなたが育児不安を抱え、孤独を感じているのなら、育児ノイローゼの症状を知って、早めに対処することが大切です。詳しい内容を心の専門家に解説してもらいました。

 

 

育児ノイローゼの症状は?

育児ノイローゼの症状も、さまざまあります。

 

○活力がわかない、元気が出ない

○考えがまとまらない

○注意力が散漫になる、低下する

○昨日したことが思い出せない

などの気もちの停滞や、記憶力や思考力の低下

 

○子供がかわいくない、育児を楽しめない

○マイナス思考や悲観的な考え方が浮かぶ

○誰にも会いたくない

などの意欲の低下や精神活動の低下

 

○急ないらだちや不安に襲われる

○パニックになる

○子供をぶったり、つねったりしたい感情が抑えらない

○目的もなく子供を置いて外出をしてしまう

などの感情や衝動を抑えるコントロール感の低下

 

○不眠や浅眠

○食欲低下や過食などの摂食障害

○頭痛や肩こり、慢性疲労、便秘や下痢

○無気力、無表情

などの身体症状などが起こることがあります。

 

育児は毎日の繰り返しで、逃れることができにくい密室で繰り広げられます。育児の不安と疲労で追い詰められたあなたの心が、悲鳴を上げて様々な症状を示すようになるのです。

 

今のあなたは、育児ノイローゼの症状が、いくつ当てはまっていたでしょうか?

 

 

育児ノイローゼの対策は?

育児ノイローゼの原因に、

 

○母子だけの閉鎖的環境

○マタイティーブルーと呼ばれるホルモンバランスの変調

○母親本人の性格、気質

○周囲のサポート不足

 

などがあります。

 

そして、育児ノイローゼの対策としては、

 

◎休息をとる

◎完璧主義をやめる

◎周囲の人とつながる

 

ことがあげられます。

 

例えば、「休息をとる」ためには、夫や実家の協力を得ることや、不眠が続く場合には医師の診察を受けて、お薬を処方してもらうことなどがあげられます。保育園などの一時預かりなどを利用することも良いと思います。

 

あなたの心と体を、一時でも休ませることで、育児をする意欲が戻ってきます。

 

「完璧主義をやめる」には、育児書通りにいかない子供の成長に不安や苛立ちを感じることや、「子供がかわいい」と思えない自分を責めることをやめます。

 

知らずにあなたを縛っている「こうあるべき」を減らすことが大切です。

 

赤ちゃんにも個性があり、成長発達も個人差があります。思う通りに行かないことが当たり前と考え、まずは、子供の表情や毎日の変化を楽しむことがおすすめの対策です。

 

「周囲の人とつながる」ことも、自分の育児を客観的に見ることができる対策になります。

 

パートナーにも育児に参加してもらう、育児の不安や愚痴を話せるママ友作りや育児サークルへの参加、育児相談やカウンセリングを受けるなども良いと思います。

 

その中で、他の方の育児のやり方や考え方に触れ、育児をサポートしてもらうことで、育児を楽しむ余裕が持てるようになります。

 

 

さいごに

完璧な育児はありません。「私、育児ノイローゼかも」と感じる症状がある場合は、誰かに助けを求めましょう。あなたの手をしっかりと握り返す温かい手が見つかるはずです。

 

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

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