うつ病は治る?治らない?初期症状・原因・再発防止・接し方【専門家まとめ】
うつ病、家族の接し方は?
うつ病かもと思ったら
・まずは休養を勧める
・病院探しを手伝う
・受診に付き合う
うつ病と診断されたら
・会社などへの連絡の代行
・各種手続きの手伝い(傷病手当金、自立支援医療など)
・日常生活の手伝い
・薬の管理
・うつ病に関する本を読んでみる
家族として困った場合の相談先
・都道府県の精神保健福祉センター
・市町村の保健所(地域によっては、保健センター、保健福祉センターなど)
・病院のスタッフ(看護師や精神保健福祉士など)
などが挙げられます。
公的な機関は敷居が高いと思われるかもしれませんが、情報はたくさんありますし、保健師などの専門職もいますから、困ったときは無理をせずに相談しましょう。
また、うつ病の人に対して、家族としては、
・同じ目線に立って苦しみを理解する
・十分に休息が取れる環境を作る
・焦りを抑えるブレーキになる
の3つが挙げられます。
うつや希死念慮を感じている人は、生きることをとてもつらく感じています。
一番身近な存在である家族がそっと寄り添い、温かく見守ることがとても大切になります。
ただ、うつ病になったからといって、態度を特別に変えたりする必要はないと思います。過剰に反応した方が、きっと本人は気にしてしまうでしょう。
患者としては、「いつも通り」が1番嬉しかったり、安心します。
【関連記事】
>>【家族向け】うつ病初期の接し方とは?うつ病当事者の看護師が解説
>>【家族向け】うつ病回復期での対応方法とは?うつ病当事者の看護師が解説
>>【家族向け】うつ病で社会復帰するまでの心がけとは?うつ病当事者の看護師が解説
>>うつと希死念慮…家族ができる3つのこととは?心の専門家が解説
さいごに
病気になると、「治るか」「治らないか」と、つい考えがちになりますよね。
でも、うつ病は「治す」ものではなく、症状の「回復」あるいは「寛解(ある程度症状が治っている、コントロールされている状態)」するものと言ったほうが正しいかもしれません。
実際、うつ病を「治そう」って考えると、余計つらくなってしまうこともあるようです。
「治す」ではなく「うまく付き合う」ことを意識してみることで、焦らず楽を気持ちで、まずはうつ病と向き合っていきましょう。
【関連記事】
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2017年3月29日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。