自尊心が低いってどういう意味でどんな悩みがある?原因は親?臨床心理士が解説
自尊心が低く、他人からの言動を深刻に、被害的に、悪意に受け取ってしまいがちになってしまうことはありませんか?
「バカにされた」「軽んじられた」「責められた」と、人間関係においても怒りやイライラが出てきやすい…といった経験もおありかもしれません。
また、「人からの言葉や評価=自分の価値」にして、他人からの言葉がないと自分を受け入れられない…といった困りごとにつながりやすいのも、自尊心の低い人の悩みのひとつです。
そこで今回は、自尊心の意味や自尊心が低い原因について、臨床心理士に解説してもらいました。
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自尊心とは?
まず自尊心とは、
自分は良い所も悪い所も含めて基本的に価値がある
といった感覚を指します。
英語ではself-esteemと言い、自尊感情や自己肯定感、自己効力感と訳されることもあります。
自尊心が高い人は、自分のことを人と比べず自分なりに満足することができます。
また、自分の良い所だけでなく悪い所も理解し受け入れています。
そのため、自分のことを人と比べて「非常に良い(very good)」というより「これで良い(good enough)」と考えています。
反対に、自尊心が低い人は自分のことを自分で認めることが苦手です。
そのため、自分のことを”他人からどう見えるか”といった基準で判断しがちです。
すると、周りの評価を気にしすぎたり、自分を他者と比べて落ち込んだりし、余計に自分を見失ってしまいます。
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- 本記事は2020年8月30日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。