引きこもりやニートへの支援とは?保健師が主な3つの支援方法をご紹介

2018.05.24公開 2018.11.03更新
 

引きこもりやニートの支援と聞いて、どのようなものを思い浮かべますか?

 

もし、すでに何らかの支援を受けている場合、その支援に満足していますか?

 

我が子が引きこもり始めた頃は、どうしたら良いか不安で色々と探した方もいるかもしれません。

 

しかし、我が子が引きこもっている状態で、家庭内が安定してしまっていると、「もっと年を取ってから考えようかなぁ」など、考えることを先延ばしにしていませんか?

 

今回のコラムでは、引きこもりやニートにおける課題、課題解決のために本人や家族が取り組むべきこと、そして、支援の内容や活用方法について、保健師がお伝えします。

 

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共依存と社会復帰の難しさ

引きこもりが長引くと、家族と本人の間には共依存の関係が生まれやすく、そこからなかなか抜け出せなくなることがあります。

 

一見、家族との関係は小康状態を保ち、安定しているかのようにみえます。

 

しかし、この共依存関係が持続しているうちは、外界とのつながり、社会生活への復帰を促すことはとても難しくなります。

 

そして、家族にとっても将来の不安を棚上げにしてしまえば、この状態の方が楽になってしまうのです。

 

いよいよ家族が年を取り、いつまで本人を養えるか不安になってきて初めて、社会復帰を考えるということが起こります。

 

が、このような状態になっても期限があるわけではないので、特に目標もないまま、共依存関係をずるずる続ける結果になりがちです。

 

 

共依存関係で落ち着いていたら

家族との関係が改善したものの、落ち着くところが共依存関係になっている場合、まずは両者がこの状態を確認することです。

 

おそらく、お互いの気持ちを勝手に理解し、行動しあっている状態が続いていますので、まずは「相手がこう思っているだろうから、こうした」という心の中の動きを言葉にしていくことを心がけてみましょう。

 

そうすることで、必ずしも自分が考えている通りに相手が考えているわけではないことが理解されてきます。

 

家族との関係でそうした確認作業が可能になったら、アルバイト先や外部施設で関わる人とのやりとりも、同じように言葉にして考えてみるとよいでしょう。

 

また、働いて収入を得るには、それなりの我慢も強いられることが考えられます。

 

それを乗り越えるには、何らかの目標があることが大きな支えになります。

 

そうした目標づくりにも家族が一緒に取り組んだり、自分がどんな目標をもって仕事をしてきたかを話し合ってみたりしてみるのもいいでしょう。

 

 

まずは適切な金銭感覚を

本人の経済的な自立を考えるならば、状態が落ち着いてきたり、小康状態になってきたと思ったら、対処を考えていくのが良いでしょう。

 

親が定年を迎えてから動き出すのでは、親都合でしかなく、本人が動き出すきっかけにはなりません。

 

家族の中で金銭的なルールを話し合って作り、それを守っていくことで、まずは適切な金銭感覚を育てることが必要になります。

 

経済的な自立とは、単なる人間関係の形成だけではなく、相応の収入を得るために、多少の我慢や努力を強いられることも考慮する必要があります。

 

事前にそうした気持ちの納得をしておく必要があるということでもあります。

 

 

本人や家族への3つの支援

ここでは3つの支援をご紹介します。

・居場所やデイケア

・当事者による自助グループ

・就労支援

どの支援も、現状を理解して、適切なタイミングで取り入れることで、より効果的な支援となりえます。

 

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また、支援に参加してみて、時機ではなかったと思えば、無理をせず仕切りなおすことも大事です。

 

また、どういった支援が適切かを本人や家族が、専門家に相談に乗ってもらうのもいいでしょう。

 

ほっといい場所ひだまり』ではそんなご相談にも乗っています。お気軽にお問い合わせくださいね。

 

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後藤美穂

看護師・保健師

ほっといい場所ひだまり 代表理事 >>HPはこちら

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