うつで転職を成功するには?安定して働くポイントは?精神保健福祉士が解説

2018.12.02公開 2024.02.03更新

入社後、安定して働くためのポイント

一人で悩まず、困っていることは相談する

何か困りごとがあったら主治医や家族、友人、職場の人、先ほどお話したように様々な支援機関に相談するようにしましょう。

 

主治医や家族は職場内の様子を把握しにくいため、愚痴や不満だけを聞いてもらい、具体的な解決策などは支援機関に相談するという人もいます。

 

ストレスを溜め込まないことが大切です。

 

自分の長所を活かす

自分の能力に合った仕事なら自信もつきますし、つまずくことも少ないと思います。

 

仕事内容だけでなく、人間関係についても自分に合った職場であることが、転職を成功させるポイントになると思います。

 

自分で回避、解決できるようにする

自分の症状について把握することと関連してきますが、どうすれば症状が出ないようにするか、ストレスにならないようにするか。

 

例えば、苦手な人とは関わらないようにする等、自分なりの解決策を身につけることで働きやすくなります。

 

 

さいごに

無事に転職が決まって順調に仕事ができていると感じていても、仕事や人間関係でつまずくことはうつ病でなくても誰にでもあることです。

 

うつ病だから上手くいかないと思い込まず、そのような壁に当たったときにどう対処するのか。

 

一人で悩まずに解決していくことが、仕事を続けていくのに必要なことだと言えます。

 

無理せずあなたのペースで、あなたに合った職場を見つけてみてください。

 

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中川里沙

精神保健福祉士 訪問型職場適応援助者 認定心理士

心理学の大学を卒業後、精神保健福祉士養成の専門学校に通い、精神保健福祉士を取得。障害者就労継続支援B型事業所の支援員として障害者の就労支援に関わる。その後、NPO法人の訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)として精神障害者を中心に就労支援を行う。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年12月2日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。