LGBTのカミングアウトの割合や理由って?事例を挙げてご紹介【鈴木茂義さん】

2018.05.29公開 2019.05.23更新

こんにちは。シゲせんせーです。5月もあっという間に下旬に突入しました。

 

新年度の疲れが出やすい時期ですが、みなさんの体や心の調子はいかがですか?

 

1日の中でも、ホッと体や心を落ち着かせる時間があるといいですね。

 

私も学校の仕事にLGBT関連の活動、プライベートの活動と忙しく動いています。

 

夜は、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって疲れをとるようにしています。

 

先日のコラム「LGBTのカミングアウトをされたら?職場・家族の声掛け事例を紹介」は多くの方に読んでいただき、反響がありました。

 

カミングアウトについては、色々な方が興味をもっていると感じました。

 

今回は、LGBTのカミングアウトの割合や理由についてのコラムです。

 

【関連まとめ】

>>LGBTとは?割合・カミングアウト対応例・インタビュー【臨床心理士&当事者まとめ】

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【Part  4】LGBTと差別問題の実態や背景…差別問題を乗り越えるには?

【Part  5】LGBTのカミングアウトをされたら?職場・家族の声掛け事例を紹介

【Part  6】LGBTのカミングアウトの割合や理由って?事例を挙げてご紹介

【Part  7】LGBTのカミングアウトについて~シゲせんせーが伝えたいこと~

【Part  8】【LGBT問題】教育現場での事例と解決策をシゲせんせーが解説

【番外編】らしく、たのしく、ほこらしく。東京レインボープライド2018レポート

 

LGBTをカミングアウトする人の割合

今回のコラムを書くに当たり、このような調査結果を見つけました。

 

lgbt1

 

LGBT当事者アンケート調査~2600人の声から~

 

カミングアウトする人の割合について、以下のようなデータがありました。

 

カミングアウトしたと答えた回答者が多かったことについて、分析を担当した国立社会保障・人口問題研究所室長の釜野さおりさんは次のように分析しています。

 

“今回の調査は回答者が別の当事者や支援団体などとすでにつながっていて、そこからの声かけで、アンケートに回答した可能性が高く、SNSやネットなどですでにカミングアウトしているという人が多かったのではないか。

 

この調査の存在を知らなかったり、調査について知っていても、周囲に知られたくないため回答できなかったという人からも回答が得られれば「(カミングアウトを)だれにもしていない」という答えがもっと多くなったのではないか”

 

私もこのデータを見たときに、カミングアウトをしている人が意外と多いなと感じました。

 

しかし、周りの人の話を聞いていると、誰にもカミングアウトをしていないという人が、もっと多いように感じます。

 

ある程度オープンにしている人はたくさんの人にカミングアウトをしているけど、そうでない人は周囲に全くカミングアウトをしていないという二極化が見られるかもしれません。

 

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鈴木茂義

上智大学文学部非常勤講師。公立小学校非常勤講師。東京都世田谷区男女共同参画センターらぷらす相談員。専門は特別支援教育、教育相談、教育カウンセリングなど。14年間の正規小学校教諭として勤務を経て現職。教育研究会や教育センターでの講師経験も多い。お仕事のご依頼・お問合せはこちら

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  • 本記事は2018年5月29日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。