恋愛コンプレックスを克服するには?3つの心理学視点で臨床心理士が解説

2019.06.06公開 2024.05.14更新

好きな人ができてもうまく発展させられない…お付き合いできても楽しめない…いつも喧嘩ばかりになる…

 

恋愛が楽しいことばかりだと良いのですが、そうもいかない場合もありますよね。

 

今回は、

・なぜ恋愛コンプレックスは生じるのか?

・恋愛コンプレックスにどう対処していくのか?

について心理学的に解説していきます。

 

人生は一度きり。恋愛コンプレックスを克服して、楽しい恋愛を謳歌しましょう。

 

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恋愛コンプレックスとは?

まずは恋愛コンプレックスの特徴を見ていきます。

 

もし以下の特徴に該当するならば、“恋愛コンプレックスがある”可能性が高いと言えます。

 

1.告白に臆病になる

恋愛コンプレックスがある方は、

「相手に受け入れられるか?」

ということに対して、極端に臆病になる傾向があります。

 

その理由は様々ですが、ご自身の容姿(毛量・声・体型など)が原因となることが多いようです。

 

本人の言葉としては、

「自分なんて告白しても受け入れられない」

「フラれたらどうしよう…怖くて告白できない」

「自分とあの人の見た目が釣り合うと思えない」

といった表現をされることが多いです。

 

お友達などに相談しても、「そんなことない!考え過ぎ!思い込みすぎ!」と言われますが、ご自身の耳には全く入らないこともしばしば。

 

相手からの評価に過剰に敏感になる傾向があります。

 

2.交際しても嫉妬が止まらない

無事に交際に至った場合でも、恋愛コンプレックスは問題を起こします。

 

それは“相手への嫉妬”です。

・相手の元彼(彼女)が気になってばかり

・外出すると他の女性(男性)を見ているのではないかと気になる

・飲み会の相手が誰なのか気になって仕方がない

・相手のSNSを常に見てしまう

といった思いが強くなり、相手の行動を束縛しようとすることも多いようです。

 

次第に相手の方は息苦しくなってしまい、短期間で交際が終わる、相手から振られてしまうといったことも起きやすくなります。

 

3.恋愛経験がないことへのコンプレックス

1でお話したように、恋愛コンプレックスが強い方は恋愛自体に臆病になりがちです。

 

そうすると恋愛経験も必然的に少なくなっていきます。

 

経験がないことは上達しないので、さらに自信がなくなり…という悪循環が生じます。

 

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広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年6月6日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。