LGBTのカミングアウトをされたら?職場・家族の声掛け事例を紹介【鈴木茂義さん】

2018.05.16公開 2019.05.23更新

こんにちは。シゲせんせーです。5月になりました。いかがお過ごしでしょうか。新年度が始まり、ひと月が経ちました。

 

私も勤務先の小学校が少し変わったり、勤務体制が変わったりしました。

 

また、新たな子どもたちや先生たちとの出会いがありました。子どもたちとは、授業や休み時間に話したり遊んだりしています。

 

先生たちとは、授業の打ち合わせをしたり休憩時間にたわいもない会話をしたりしています。

 

今回は「カミングアウトをされたら」をテーマにお話をしますが、LGBTのトピックにかかわらず小学校の中も実はカミングアウトであふれています。

 

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カミングアウトは意外と身近?

私は自分自身のことで言えば、ゲイの小学校の先生であるということを「カミングアウトする立場」であります。

 

一方で子どもや保護者、時には同僚の先生から、「シゲせんせー、実は私○○なんです」という「カミングアウトをされる立場」でもあるのです。

 

そう考えると、カミングアウトする・されるということは、私たちが思っているよりも身近なことなのかもしれません。

 

 

カミングアウトされる側の困りごと

「シゲせんせー、聞いて。実は○○さんのことが好きなの」

「実は、家庭の中がうまくいってなくて」

「家族のことでいろいろあってね」

「前に病気休暇を取っていたことがあるのですよ」

 

などと、私も色々なことをカミングアウトされたことがあります。

 

今でこそ、落ち着いて対応できることが増えてきましたが、うまく対応できなくて困ったこともありました。

 

LGBTに関するカミングアウトでも、カミングアウトされる側の困りごとには、他のカミングアウトと共通するものがあるように思えます。

 

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鈴木茂義

上智大学文学部非常勤講師。公立小学校非常勤講師。東京都世田谷区男女共同参画センターらぷらす相談員。専門は特別支援教育、教育相談、教育カウンセリングなど。14年間の正規小学校教諭として勤務を経て現職。教育研究会や教育センターでの講師経験も多い。お仕事のご依頼・お問合せはこちら

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  • 本記事は2018年5月16日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。