うつ病の接し方として「ほっとく」はアリ?OK・NGケースを臨床心理士が解説
うつ病を抱えた相手から「ほっといて」と言われた時、私たちはどうするべきでしょうか。
その人のことが心配だけれど、当の本人がそっとしておいて欲しがっているし…と、迷ってしまうこともあるかもしれませんね。
今回は、「ほっといてもいいのか、そうでないのか」といった判断の難しい状況について、一緒に考えていければと思います。
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うつ病の人が「ほっといて」と言う心理
うつを抱えた人が「ほっといて」欲しいとき、その裏側には様々な理由があります。
いくつかポイントを絞って見ていきましょう。
人と接することへの興味や意欲が持てない
うつ病とは、心のエネルギーが底を尽きかけている状態です。
普段行っていた何気ないことも、その人にとっては多大な力を必要とする作業のように感じられます。
その結果、何かをすることがとてもおっくうに感じられたり、そのものへの意欲を持てなくなってしまいます。
憂うつな気持ちで人と会う気になれない
うつ病の代表的な症状に、「抑うつ気分」があります。
抑うつ気分とは「憂うつ」「悲しい」「泣きだしたい気持ち」といったような、気分の落ち込みのことです。
抑うつ気分が強くてとても人と接する気になれない…という状態はよく見られるものでもあります。
強い倦怠感(体のだるさ、おもさ)のため
うつ病の患者さんの中には、身体症状として強い倦怠感や疲労感を訴える人もいます。
ちょっとした行動でもひどく消耗し、疲れきってしまうのです。
場合によっては布団から起き上がることも困難といったこともあり、このような症状から誰かと接することが難しいというケースも見受けられます。
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- 本記事は2018年10月27日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。